おはようございます。
さて最近、五歳のぎゅうちゃんが
『ママ、母子家庭ってなに?』
と聞いてきます。離婚してすぐ、実家で母子家庭関連の話をしていたら耳に入ったらしく
『ぼしかてい、ぼしかてい』
と言って笑っていました。あっ・・・。マズいこと覚えられちゃったな。という大人の不穏な空気を察して、面白がってたびたび言うようになってしまいました。保育園で言ってしまわないか、とても心配していました。
それからも、たまに思い出したように『ぼしかてい』と言って笑っていたのですが、ここ半年くらいは『母子家庭ってなに?』と言葉の意味を聞いて来るようになってしまいました。
そして昨日。保育園へ向かおうと玄関で靴を履いているとまた、
『ママ、母子家庭ってなに?』
と聞いてきました。いつもは軽く流しておしまいだけど、ぎゅうちゃんももう五歳。このまま逃げ続ける訳にはいかない。思い切って言葉の意味を少し話すことにした。
『母子家庭ってぎゅうちゃんやママやパープーの事だよ。お母さんと子供だけで一緒に暮らしてるお家のこと。』
ぎゅうちゃんは靴を履きながら、答えた。
『ママー!!パープーが足踏んだ!!』
ぎゅうちゃんは全く話を聞いていなかった。
悔しくなり、
『ぎゅうちゃん聞いてるのー?母子家庭ってお母さんと子供だけで住んでるお家の事だよー!!』
『パープー、邪魔だよー!!通れない!!』
全く聞いていない。
よし、伝えるのは諦めよう。
その後、保育園のお友達に母子家庭と言われているのか不安になりぎゅうちゃんに聞いてみたが《言われてる》と答えたり《言われてない》と答えたり真実は分からず仕舞い。いつもぎゅうちゃんは嘘をつくので、本当の事が分からない事が多い。いじめられてないといいけど。