美味しいほくほくコロッケを頂きました。
先日、母の務めるショッピングモールに遊びに行きました。色々とお店を見て周りスーパーで買い物をした後、夕飯のおかずにと母からコロッケとから揚げを手土産に貰いました。ショッピングモール内のお肉屋さんで作られたものでとても美味しいと評判の一品です。コロッケは紙袋に入れられ、蒸れないように封はしておらず、さらにそれを手提げのビニール袋に入れてありました。私はスーパーで買った沢山の荷物とコロッケの入った袋を手から提げて駐車場まで歩いていたのだけれど、間抜けな事にコロッケを貰った事などスッカリ忘れていた。
自分の提げている袋からする、から揚げの美味しそうな匂いに『今日のショッピングモールはいい匂いがするな~。パン屋さんで何か作ってるのかな?』なんてとぼけた事を考えながら車に到着した。
ぎゅうちゃんを乗せて続けてパープーをチャイルドシートに乗せる。先にパープーを乗せてしまった為、荷物を乗せるのにパープーの足が邪魔になった。高い位置まで荷物を持ち上げて何とか乗せる事に成功する。帰宅する準備が整い『パープー、ドア閉めるよ~。』とドアを閉めようとすると、ふと横目に駐車場に平べったいキツネ色の楕円形の何かが2つ目に入った。コ、コロッケだ。なぜコロッケがこんなところに・・・。
も、もしやこのコロッケ!!母にコロッケを貰った事を思い出し包みを確認する。やっぱり。コロッケが無い!!という事はあれは私のコロッケだ!!
荷物を高く持ち上げた際、駐車場に落としたのだ。気恥ずかしくて誰にも見られないようにサッとコロッケ2つを回収。何食わぬ顔で袋に戻す。突然のコロッケの来襲に動揺を隠せない33歳。広い駐車場の一角に、まさか自分のコロッケがポツンと寂しそうにこちらを眺めているという状況は通常なら有り得ない事で、私の記憶の中にコロッケのキツネ色が鮮明に焼きついた。
コロッケを袋にしまい茫然と立ちすく私に傍で見ていたパープーが一言。
コロッケの行く末は・・・。
その晩、勿体ない精神の私はコロッケを食べた。母に話したら代わりの物を買ってあげるよ!!と言われたけど、お金の問題じゃ無く捨てるのは勿体ないと思ったから。コロッケは見た目は全然汚れていなかったし私が食べる分には問題なかった。(目には見えないだけで汚いのかもしれないが現実から目を逸らす事にした。)当然だが味は美味しくお腹の調子も大丈夫だった。そんな私だが、子供達に食べさせるのはちょっと気が引けたので子供達はから揚げのみを美味しく頂いた。これからはホントに気をつけたい。