おはようございます。ぎゅうちゃんに『もう5歳だし、ママの事は《おかあさん》って呼ぶのはどう?』と提案したところ、ちんてぃんオカーブと呼ばれるようになった私です。ここのところシングル生活についての話題ばかりで暗いブログ化してしまったので、たまには子供達のお話を。
先日、パープーが保育園から帰宅すると
『まなちゃん、今日マスクしてた。』
ま、まなちゃんが!!マスクを!!
まなちゃんはパープーが1~2歳時代、保育園で仲良しでありながらもライバルでもあった女の子。今もとても仲良くしてもらっている。
『パープーは?パープーもマスクしてたんでしょ?』
※持たせてないからマスクをしてる訳ないのにあえて聞く下世話な私。
『してない・・・。あたしはしてない!!あたしもマスクしたい!!』
『ま、まなちゃんがマスクしてたんじゃさぞ悔しかったろうに。よしよし。そうだね。パープーもマスクしようね!!』
目をぎゅっとつむり、私の胸に顔をうずめてシクシク嘘泣きをする演技派な3歳。ノリの良さもピカイチです。そんなパープーに冷静に現実を突きつける私。
『風邪をを引いたらだけど。』
『・・・。コホン、コホン。ゴホゴホ。』
パープーは急に喉を傷めてしまったようだった。
翌朝、パープーは鼻のほじり過ぎで両鼻から鼻血が出てしまった。急いで圧迫止血。丸めたティッシュを鼻に詰め込んで処置をした。しばらくして、
『ママ、マスクは?』
《覚えていたか。記憶力がいいな・・・。》
『風邪を引いてないからダメだよ!!』と言い聞かせるも全く言う事を聞かないパープー。仕方無く子供用の新しいマスクを渡す。パープーは手に持った新しいマスクを恍惚の目で眺めていた。
あたしも今日これをして保育園にいくんだ。まなちゃんと同じなんだ。
目がキラッキラしていた。ぎゅうちゃんや私がチラッとマスクを見るだけで『これあたしの大切なもの!!』と怒っていた。ところがふいに
『ハックション!!!』
大きなクシャミが出た。パープーが目を開けると、そこには驚きの光景が待っていた。
これから保育園に付けて行く予定の新品のマスクに、鼻に詰めておいたティシュが二つ突き刺さっていた。
『・・・・。マンマー!!』
笑いを堪える私とショックを受け止めきれない娘。『あちゃー。こ、これはもう使えないねぇ・・・。鼻血のティッシュが突き刺さっちゃったよほら(笑)』※あえていじる大人げない私。
『マスクー!!マンマアアアアアーーーーーー!!』
結局この日はもう一枚マスクを出してあげて保育園に登園した。パープーは嘘の咳をコンコンと出して周囲を圧倒していた。