兄妹育児に苦戦しています。
ここのところ、ぎゅうちゃん5歳が荒れております。具体的に言うとパープー3歳を叩いてしまうんです。それも喧嘩をした時だけじゃなく、何もしていない時にも叩きます。
ぎゅうちゃんの気持ち。分からなくも無いんです。突然現れた小さな妹に母の愛が分散され、父親もある日を境に家からいなくなりました。寂しい気持ちは当然あるはずなんです。だからこそ私はずっとぎゅうちゃんを気にかけて出来る限りの愛情を注ぎ一生懸命育ててきました。
ところが、パープーが3歳になりかまってちゃんの頭角を現し始め、私とラブラブしていても割り込んできたり、玩具で遊んでいても自分は貸さないのに貸してくれと怒ったり。少しぶつかっただけでも大泣きして言いつけたりするもんだから、ぎゅうちゃんは溜まりに溜まってかなり腹が立っていたと思うんです。
私は育児書や自分の体験から《お兄ちゃんだから。》と言う理由で我慢させたり怒ったりする事はなるべくしないように心掛けていました。何がいけなかったのか?誰が悪かったのか?を冷静に考えて、パープーが悪い時にはきちんと注意したり怒ったりはするものの、理由がどうであれ手を上げてしまった事については見過ごす訳にはいかず、ぎゅうちゃんにも注意してよく言い聞かせていました。それがさらにぎゅうちゃんを追い詰めてしまっていました。
それからも私は《怒らない。》《大好きなことを伝える。》《味方になる。》など。色々と試してみたものの効果は無く、むしろ《ママは俺の味方!!》と思えば思うほどパープーに冷たく当たる事もあり迷走していました。
※最近、子供達が《おつゆ》と言っては笑い合っている。何だろう?
アドバイスを貰う。
ある日、この事を母に相談すると、
『パープーは預かるからたまには二人だけで出掛けてみたら?ママを独り占め出来て喜ぶんじゃない?』
と言われぎゅうちゃんと久しぶりに二人だけでお出掛けする事にしました。前日、ぎゅうちゃんに『二人だけで映画観に行こうか?パープーには内緒だよ。』と言うと大喜び!!
『明日はママとラブラブ出来るね。』
『ママったら秘密ばっかりなんだから~。』
なんて終始ご機嫌の様子。この日は兄妹喧嘩は少ししたものの手を上げることは無く平穏に過ごしました。
二人きりのお出掛け。
映画当日。ぎゅうちゃんは『パープーには秘密だよ!!』って言っておいたのに、
『ママ、今日俺はママと二人だけで映画を観に行くんだよね。』
と囁いたり、実家にパープーを預けたついでにお昼をご馳走になった時も、
『俺はスイカいらない。コップポーン食べるから。』
とモロバレ発言を連発。危うくバレそうになりながらも映画館のあるショッピングモールに出発しました。移動中の車の中でぎゅうちゃんはずっと嬉しそうにお喋りしていました。
ショッピングモールに着くと、駐車場から抱っこでお店に入り手を繫ぎイチャイチャ。大好きなコップポーン(笑)も特大サイズでジュース(特大)も買って。仲良く映画を見ました。映画の途中、ぎゅうちゃんはふと私の方に振り向くと、
プ、プレイボーイめ!!プレイボーイすぎるぎゅうちゃんに私はメロメロ!!恋してしまいました!!
映画の後はおもちゃ屋さんでトミカを買ってあげてお茶をして。普段は滅多にやらないゲームコーナーで遊び帰宅しました。
速攻でバラす5歳児。
実家に戻るとパープーが興奮気味にお出迎え。私との再開をとても喜んでいました。ぎゅうちゃんは秘密だよ!!って言っておいたのに『俺、映画なんか行ってないよ。』なんて嘘をつき速攻でパープーにバレてしまいました。その後、上手く誤魔化したものの、口が軽くてまったく困ったぎゅうちゃんなのでした。
まとめ
それから数日。相変わらず喧嘩はするものの、叩いたり意地悪をする確率が若干ですが減ったような気がします。ぎゅうちゃんは寂しかったのか?パープーに腹を立てていたのか?ただストレスが溜まっていただけなのか?明確には分かりませんが、私は自分の子育てを見直しスキンシップも大切だけどそれ以上に子供達の話をよく聞き、気持ちを理解するよう努力したいと思いました。そして兄妹間のいざこざもどちらか一方に偏ること無く中立の立場でいたいと思います。ぎゅうちゃんには直接では無いにしろ小さな頃からパープーのお世話を手伝わせてしまった部分もあって。感謝している反面、申し訳なく思っています。
父親がいたらもっと一人一人と向き合う時間が出来るのにな。なんて思う事もありますが、無い物ねだりはせず自分に出来る事をして行きたいです。最後まで読んで頂きありがとうございました。