おはようございます☆シンママの私が考える世界には小さな悲しい出来事が溢れているな。と思ったお話です。
先日、思い切って表がナイロン、裏がモコモコしたリバーシブルのマウンテンパーカーを買った。いつも安い服を選んで失敗するから定価が高い商品が割引された5000円の商品を選んだ。清水の舞台から飛び降りる思いだった。※ちなみにAEONカードの入会特典のWAONポイント4000円を使用して買いました。
お店で試着した時は『いいな~』と思ったものの、帰宅してウキウキしながら着てみるとボアが膨らみすぎて体が大きくなって肉マッチョになっていた。ムッチムッチです。
髪の毛が海苔みたいに黒いのに、マウンテンパーカーも黒をチョイスしてしまった為、完全に黒い女だった。闇の世界からこの世界に突如現れた謎の女。よく切れるナイフのように冷たい目で世界を見下ろせそうなイメージ。自分のセンスの無さに落ち込んでいた。
それでもモコモコしていたからとても暖かく仕事に着るのには最適だった。翌日、早速それを着て仕事に行った。
仕事の前に子ども達を保育園に送っていくのだが、この日は一つ問題があった。
ぎゅうちゃんだ。
昨日、保育園にお迎えに行った後、お股からツーンとしてはいけない臭いがしていた。話を聞くと保育園のお昼寝の時間に小さい方をお漏らしをしてしまったらしい。みんなの前でお着替えするのが恥ずかしくて黙って帰って来たというのだ。
ぎゅうちゃんは年中さんだが、一つ下のクラスの時にはよくお昼寝のお漏らしを黙って帰って来た前科が何度もある。お漏らしを黙っていると濡れた布団は臭いし、一緒にしまってあるお友達の布団まで汚れてしまうので毎回注意していた。最近も漏らすことが多々あったが、きちんと先生に報告していたので今回黙って帰ってきのはホント久しぶりだった。
やっとぎゅうちゃんにも恥ずかしいという気持ちが芽生えてきたのかと成長を感じた。
保育園に着くと、恐る恐るお昼寝布団を棚から出す。
ヤバい。重症だ。
一晩、発酵されて手に負えない状態になっていた。くじけそう。挟んであった毛布はこぼれ落ちるはずの水分を全部含み、乾ききって異臭を放っている。
無邪気に遊ぶ子供達と優しい保育士さんがいる平和な教室の傍らで一人絶望を感じていた。何とか持参した替えのシーツと防水シートを付け替えると、大変な事に気づいた。替えの毛布を忘れたのだ。
このまま汚れた毛布を乾かして使わせようかとも思ったが、汚染度はレベルMAX。危険すぎる。急いで自宅まで戻り新しい毛布を持参した。ぎゅうちゃんは私に怒られてもお昼寝布団が瀕死の状態でもいつも通りお地蔵ボーイを貫いていた。すごいネ。
毛布を取りに自宅に戻った私は仕事に遅刻しそうでとても焦っていた。車に乗り急いで職場に向かう。沢山走ったせいで肉マッチョジャンパーが私を苦しめた。
暑い。
運転しながら急いで上着を脱ぐと
ビリッ!!!
脇が裂けた。
袖通しからわずか40分。一緒に苦難を乗り越えた戦友は脇を負傷してしまった。
ご、五千円もしたのに・・・。
この日は泣きながら仕事に向かったが、世界には毎日こんな小さな悲しい出来事が溢れているのだ。くじけるな私!!それと同じくらい小さな幸せも溢れていると信じたい。
負傷した肉マッチョジャンパーは緊急縫合手術で奇跡的回復を遂げ、また再び共に人生を歩む事になった。くだらない話を最後までありがとうございました!!