マイホームが売られていました。
元旦那と建てたマイホーム。離婚後は元旦那がローンを払い住んでいたのですが、今年に入り手放すことを本人から聞きました。
住んでいたのはわずか半年だったけど、その後家はどうなったのか?何だかんだ私はずっと気になっていました。
そして今日。家の前を偶然通った母が、売却中の看板が建てられてるのを見つけて私に連絡をくれました。衝撃です。
マイホーム。すでに私の手から離れていってしまった物で思い出すのも嫌なくらいだったのに、私は何かを失ってしまったような謎の喪失感に襲われて少ししょんぼりしていまいました。何なんだろう。この気持ち。
変わらずあの時のままでした。
こうなると、マイホームがいくらで売られているのか?正直気になります。でも、私には看板を見にあの家の前を通ることがどうしても出来ませんでした。離婚四年目になった今でも心が拒否してあの家に近寄ることが出来ないのです。(看板に不動産会社の名前や値段が書いてあるかもしれないので見に行きたかったんです。)
とりあえずダメ元でネットで調べてみると、
あった…。本当だ。売りに出てる!!
懐かしいあの家だ。あの時と何も変わってない。私が元旦那と子供達と住んでいたあのマイホームだ!!
マイホームを見て泣く。
ネットには外観だけでなく部屋の中の写真も掲載されていて、
あっ!!ここはぎゅうちゃんの部屋にしようといていた部屋だ。
ここはパープーの部屋。
夫婦の寝室。離婚後、不安に押し潰されそうな胸を抱えて子供達と三人川の字で寝たっけ。
そして…。家族で過ごした思い出のリビング。
お風呂やトイレ。部屋の様子を見ていると何だか色々と思い出してしまい、
本当なら今頃は駐車場で楽しみにしていたビニールプールで子供達と遊んでいたはずなのに。
玄関の前には可愛いポストに綺麗なお花を育てて毎日お水をあげていたはずなのに。
自宅から徒歩5分かからない幼稚園に歩いて子供達と通って、帰宅してからはおやつを食べてお勉強したり遊んだり。子育てを楽しんでいたはずなのに。
その為に若い時からいっぱい我慢して、お金を貯めてマイホームを買ったのに。
何でだろう。何でこうなっちゃったんだろう・・・。
ダメだ。泣ける。
しんみりしてしまったけど、気を取り直して値段を見て見ると私たちが買った金額より70万円ほど安く売られていました。意外と値段が下がっていないことに驚きながらも、かつて自分が住んでいた家を何度も眺めてはよく分からない感情が胸に沸き起こりグズグズ涙ぐんでしまいました。
まとめ
ぎゅうちゃんは父親と住んでいたあの家の事をまだちゃんと覚えていて(場所も覚えてる)、たまに思い出しては口にしているけど、私は誰もいないあの家にぎゅうちゃんが父親恋しさに一人で行ってしまわないように『あの家は今は他の人が住んでるんだよ。パパはおじいちゃんちに住んでるでしょ?』と言い続けています。ぎゅうちゃんにとって父親と一緒に暮らしたあの家は忘れる事が出来ない大切な思い出です。あの家が売りに出て、買い手が付けば私の嘘は現実になります。ぎゅうちゃんごめんね。ごめんね。
でも、私としては子供達には申し訳ないと思うものの、他の人の手に渡り誰かが住んでくれた方が心の荷が下りたようで少し楽になれるような気がしているのです。これで本当に全て片付いて一段落。そんな気持ちです。なんて自分で自分がよく分からんのです。
最後になりましたが、子供達と過ごす市営のこの部屋が私はとても大好きです。そしてあの頃と比べれば今の方がずっと楽しいし幸せです。過去は振り返らずに今だけを見て頑張りたいです(〃^∪^〃)最後まで読んで頂きありがとうございました!!※追記:不動産会社への手数料の支払い、その他諸経費。住宅ローンの残債。最終的にいくら元旦那に入るのか分かりませんが、マイナスで無い事を願っています。
【続きです】