ゼリー状の血便が出ました。
とある休日の朝。トイレに行き用を足し何気なくトイレットペーパーを見ると、
なんじゃこりゃー!!!
大量の鮮血と共にゼリー状の濃い血の塊が多数。うわっ。なんかヤバいもん見ちゃったよ。何も見なかった事にして水に流そうとすると、トイレの水も真っ赤に染まって目を塞ぎたくなる光景がそこに待っていました。以前からたまに出血することはあったものの、あまりの血の多さに《あっ。これヤバいかも。》と焦りながらトイレを後にしました。
ネットで同じ症状の人を調べる。
とりあえずネットで同じ症状の人を調べてみました。『ゼリー状の血便』で画像検索すると、出てくるのは
犬ばっかり。
イヌ…(笑)
『血便 血の塊』などワードを変えて片っ端から検索してみると、偶然同じ地域に住む私と似た症状の人が病院にかかり、その後の経過をブログに書き残してくれていました。すごくありがたい。(それを読んで少し恥ずかしいものの私も経過を書いてみたいと思いました。)その人は私よりも大量の出血で病院を二軒周り内視鏡検査を二回したものの異常無しとのこと。私もそうだといいけど・・・。
色々と最悪の事態を考えたり不安になったりしたものの。子供達の事以外で人生にやり残したことが思い浮かばず、母親としてではない自分の人生にもう悔いはないのかも?なんて思ってしまいました。とはいえ子供達を残していなくなる訳にはいかない。最低でもあと17年は頑張らねば!!
私と痔
私は10年以上前から切れ痔の症状があったものの、見て見ないフリをしてずっと過ごして来ました。ところが二年前。突然、運命の日がやって来ました。
朝、いつものようにトイレに行き用を足すと大量の出血。こりゃヤバい。重症だ。この時は何か大変な病気かもしれない。と大パニック!!幼子二人残していなくなる訳にはいかないとその日のうちに病院へ。
田舎住みの私。肛門科がある病院は総合病院を除けば二つしかありません。(総合病院は紹介状が無いと診てもらえない。)とりあえず、会社に近い方の病院を選び診察に向かいました。
やばい。帰りたい。
病院の駐車場に着くと、車が少なかったので『空いててラッキー☆』なんて軽い気持ちで待合室に入ると、
誰もいない…。
やばい!!人気の無い病院だったか!!帰りたい!!この時間に誰もいないなんて何かあるはずっ!!
と思ったものの悲しきかな気弱な私。 何食わぬ顔で受付を済ませ、ちゃっかり椅子に座って呼ばれるのを待っていました。(´;ω;`)その後、患者さんは私一人なのに三十分も待たされる不思議を体験。やっと名前を呼ばれ診察室のドアを明けるとそこには!!
80近いと思われる男性医師が椅子に座り私を待っていました。
だ、大丈夫か!?本当に大丈夫なのか?
なんか少し気だるそうな感じ。診察するのめんどくさいのかも?
失礼ながら誰もいない待合室ですでに不安を感じてしまっていた私は、さらに不安を感じてかなり怖気づいてしまいました。自分で自分に若い先生より経験豊富なはず。と言い聞かせ、何とか症状を伝え触診することとなりました。
診察台に横になり肛門をモゾモゾ、モゾモゾ・・・。
い、痛い!!痛すぎる!!
元々切れて痛かった傷口がさらに広がるような激しい痛み。というか絶対裂けてるよっ!!やばい泣きたい!!
思わず『す、すごい痛いです。』と声を上げると冷静に『うんうん。これ痛いんだよね~。』と軽く流されて何事も無かったかのように触診は続く。診察に来た事を後悔し始め『もう勘弁して~!!』と半ベソをかいているうちにやっと触診終了。(私は後ろ向きになっていたので何をしていたのか痛いだけでよく分かりませんでした。)
そして診察結果は・・・。
切れ痔。
いや、切れてた・・・。ちなみにイボ痔もありました。数日後に大腸がん検査も受けたのですが陰性とのこと。良かった!!
その後、軟膏と便秘薬を貰い治療したものの、完治するまで通いきれず断念。むしろ触診により切れ痔の症状が悪化し、痛い思いをしただけの最悪の結果となりました。
今回は違う病院へ
前回、かなり痛い思いをしたので診察に行きたくない気持ちでいっぱいでしたが、今回は前回選ばなかったもう一つの病院へ行ってみる事にしました。事前にネットで病院のHPを見たのですが、新しそうな病院で先生の似顔絵が掲載されておりかなり若そうな感じでした。いやだイケメンかも?なんてちょっとドキドキしながら診察に向かいました。
悪夢は再び。
病院の駐車場に着くと、またしても駐車場はガラガラ。不安に思いながらも受け付けを済ませ順番を待ちます。HPで見た先生の似顔絵を思い浮かべ『若い先生(イケメン)だし大丈夫。』そう思って自分を落ち着かせていました。
待合室には私しかいなかったけど、なぜか15分待たさる不思議を経てやっと名前を呼ばれ診察室へ。なんとそこには!!
70近いと思われる男性医師が椅子に座り私を待っていました。
またか!!やばい。帰りたい。
前回より少し若いけどまたしても気だるそうな感じ。旅行雑誌見てたし。田舎には若い先生なんていないのね。ううっ・・・。一度痛い目見てるから不安だよぉ。
とりあえず前回同様症状を話し触診を受けることに。なんと今回はほとんど痛みを感じる事無く違和感だけで終了しました。感動です(´;ω;`)
そして診察結果は・・・。
やっぱり切れ痔。
イボ痔はいなくなっていたとのこと。どこ行ってしまったのか?イボーーー!!
とりあえず切れ痔を直さないと大腸がん検査は出来ないので(血液が混じってしまうので)まずはその治療をしましょうとのこと。ゼリー状の血便は触診では確認出来ず残念な結果に。あれは幻だったの?何だか心配。
先生に聞いたところ潰瘍性大腸炎だとそういった症状があったりもするけど、私の場合は下痢をしていないので違うのではないのか?ということ。とりあえず一安心です。
薬と妊娠
切れ痔を直す為に薬を決めることになったのですが、先生から
『結婚はしてるの?』
と聞かれたので、返答に困ったもののてっとり早く、
『離婚してます。』
と答えると一瞬時間が止まる。ザ・ワールド。
『違うよっ!!子供を産む予定があるか聞きたかったの!!お子さんはいるの?今後予定は?』と先生に言われ『無いです』と答えたものの。なら最初からそう聞いてくれたら良かったのに・・・。なんて思ってしまった私でした。漢方薬と軟膏を処方して貰い帰宅しました。
まとめ
ゼリー状の濃い血の塊が出たことが私的には凄く気になっていて、それが全て切れ痔のせいだと思う事が出来ず、まだ少し不安が残っています。黒っぽい血液だと大腸の上の方からの出血らしいのであの塊はなんぞや?まさか・・・。なんて気持ちも少しあります。
あれから血の塊は出ておらずセカンドオピニオンや内視鏡の検査をする時間的余裕と労力が私には無いので、とりあえず今は切れ痔の治療に専念し、回復してきたら大腸がん検診を受けてみたいと思います(〃^∪^〃)最後まで読んで頂きありがとうございました!!
【続編です。】