保育園のお迎えが遅い件について。
ここのところ保育園にお迎えに行くと、3歳のパープーがプンスカプンスカ怒ります。理由を聞くと、
『ママが遅いから。』
パープーの保育園は16時までが通常保育。16時以降は延長保育に入る。延長保育の子は17時にみんなでおやつを食べるのだが、おやつを食べ終わるまでにお迎えにいかないと、私は笑顔で迎えてはもらえない。
私の仕事は17時までなので、仕事の片づけに手間取ったり、帰りに少しだけスーパーに寄ったりすると完全にタイムアウトだ。(残業は基本ありません。)
そんなこんなで『遅くなってごめんね。』という日が少し続いていた。
パープーの気持ち。
週が始まった火曜日。月曜日のお迎えに続き、この日も少しだけ遅いお迎えになってしまい急いで教室に入ると、パープーはいつものように怒るどころか今にも泣きそうな顔で下を向いていた。
『パープー』と声をかえるも、下を向いたままツーンと逃げて行ってしまう。先生も驚いて『パープーちゃん、どうしたの?』と声をかけてくれるが、反応は無い。
私が駆け寄って無理やりぎゅーっと抱きしめるとパープーは『わ~ん!!』と大声で泣き出してしまった。お友達と何かあったのか?はたまた先生に怒られたのか?背中をトントンしながら理由を聞くと、
『ママが遅いから。』
ごめん。ごめんね。パープー!!パープーは堪えていた気持ちがブアッと溢れ出したように、狂ったようにわんわん泣いてしまった。
早くお迎えに行って気づいたこと。
先日、ぎゅうちゃんが病気で仕事を休んだ。そのおかげで延長保育に入る前にパープーをお迎えに行くことが出来た。
保育園に着くと、いつもお迎えの時間はガラガラだった駐車場がいっぱいだった。《早くお迎えに来る人がこんなにもいるんだ。》と衝撃を受けた。急ぎ足でパープーの教室に行くと、パープーは嬉しそうにはじける笑顔で私を迎えてくれた。
早くお迎えに行ったことで、色々と気づいたことがあった。パープーはまだ未満時クラスで延長保育に入る前にお迎えに来る人が結構いるということ。そこからさらに17時のおやつの時間までにお迎えに来る人もいる訳で。パープーが帰る頃にはお友達の数が随分と減ってしまう。
いつもお迎えに行くと、他にもお友達がいたので気にしていなかったが、パープーのクラスの子に限定して考えればその人数はかなり少ないはずだ。私のお迎えが遅いと仲のいいお友達がどんどんいなくなって寂しくなってしまうのかもしれない。
私は自分の都合で『もっと遅くまで残っている子もいるんだし大丈夫。シングルマザーだからもっと働かないと。子供たちには申し訳ないけど、生活の為に少し我慢してもらわないと。』なんて思ってパープーの気持ちには薄々感づいていたものの見ないふりをしていた。
ちなみに同じ条件でも、ぎゅうちゃんは延長保育のDVDが見たいから早くお迎えに来ないで欲しい。なんて言うこともあり、子供によって違うんだな。としみじみ思う。
パープーは寂しがり屋さんなので、その性格を考慮した育児をしていきたいと思う。私もパープーと同じ寂しがり屋さんだったので、寂しさが子供に与える影響やその気持ちが少なからず分かる。だから大きくなるまで、本格的に働くのはおあずけだな。と再確認した。(※とは言うものの、泣かれるほど遅い時間のお迎えでは無いという気持ちもあるので悶々です。)
愛情を選ぶ今の自分を責めてしまう。
愛情かお金か。シングルマザーの私には両方を選ぶことは難しい。以前、この2択ならお金を選ぶ人の方が多いと何かで見た。(うろ覚え)《愛情》を選ぶことが、働かない理由にしているようで何となく悪いことのように思えて自分を責めてしまいますが、全く働いていない訳ではないし、私は自分のペースで今の生活を守りたい。(この件については凄く悩んでいるのでいずれ詳しく書きたいと思っています。)
そして、衝撃の真実!!
パープーと手を繋ぎ、帰りの廊下を歩いていると、お迎えの時間にたまに一緒になるママさんを数人見かけた。《あれ?今日はいつもより早くお迎えに来たのになんでいるんだろう?》なんて考えていたら、答えが見えた。
そのママさん達が毎日働いている訳では無いという事実。
『旦那さんがいる人でも私と同じ時間まで働いてる。もっと遅くまで働いてる人もいる!!私も頑張らなきゃ!!』
なんて思っていた私は衝撃をだった。平日に1日でも、半日でもお休みがあったら気持ち的に楽なのにな。と思うとかなり羨ましかった。(もちろん、もっと遅くまで働いてる方もいらっしゃいます。尊敬します。)
そんなこんなで、いつも延長保育で一緒に残っているお友達が週に何回かは早くお迎えに来てもらえるのを見て、羨ましくて悔しくて寂しくて。泣いてしまったのかな?それも理由の一つなんだろうな。と思いました。甘やかしすぎの私。子供に我慢させる事も大切ですが、心苦しくて色々と難しいです。