大きくなりました。
とある雨の日。パープーを学校に送りだした数秒後。
ママ！！傘！！
雨に気がついたパープーが傘を取りに戻ってきました。傘を渡すと元気に学校に走って行ったのですが、我が家にはもう一人小学生が！！
呑気野郎ぎゅう！！
君は何をしてるんだ。ゴロゴロしてる場合じゃない！！遅刻するよ！！と声を掛けると、『トイレ』もう～！！本当に遅刻しちゃうよ！！
上着を着てランドセルを背負って寝癖直しの帽子を被って出発だ！！行くぞ行くぞー！！と玄関まで見送って傘を渡します。ふぅ。これで一安心。
いつもなら、この後ベランダに回ってぎゅうちゃんが見えなくなるまで見送るんだけど、この日は丁度洗濯機が止まったので見送りに出ませんでした。
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洗濯物をカゴに入れて玄関の前を通ると、
私の用意した傘がそのまま置いてある！！ぎゅうのやつ、置いていきおったな！！
外を見ると、かなり雨が振っている。傘を指さずに学校まで行ったとするとずぶ濡れ確定だ。
ぎゅうちゃん、外に出て雨が降ってるの気がつかなかったんだろうか？ぎゅうちゃんのことだから取りに戻るのが面倒でそのまま行っちゃったに違いない。
傘を届けるか？いや、もう遅い。それに四年生からは一切忘れ物は届けないと宣言したばかり。実はぎゅうちゃん。新学期二日目に用意した重要書類を丸々机に忘れて行ってしまいました。帰宅後、忘れたことを指摘すると、
『届けてくれれば良かったじゃん。』
と軽々しく言うので、これを期に四年生からは忘れ物は届けない宣言をしたのである。このままだと自分で確認しないダメな大人になってしまう。
そんな訳で、傘は届けなかったのだけれど、ぎゅうちゃんが濡れて寒い思いしてないか？風邪を引かないか？なんて心配してしまいました。
夕方、学童にお迎えに行くと、
ぎゅうちゃん！！傘持ってる！！
どういうこと？私の一人相撲？
どうやら私が用意した傘が気に入らなくて別のを持っていったようです。心配させて～！！もうそういうのも自分で選んで持って行く年頃なのね。過干渉にならないように私も気を付けねば。手を出さず見守る事も大切だよね。最後まで読んで頂きありがとうございました！！
